今日16時にご予約していたお客さんが遅れて来たので、どうしたのかと思っていたら、市内から当院の通りに出る信号までの間で、多重事故があって通行止めされ、また引き返して迂回させられたとの事でした。
時折吹雪いていたので、それで起きた事故だと思います。
前にも書いた事がありますが、当院の周辺は特に吹雪がきついので、ご来院する方もこの時期はリスクがあるかもです。リスクと言っても健康被害ではありませんよ!(笑)
今日の産経ニュースに、「【廃棄カツ横流し】廃棄食品の検査強化へ 環境省、横流し再発防止」というニュースがありました。
http://www.sankei.com/affairs/news/160217/afr1602170018-n1.html
廃棄食品の横流し事件を受け、環境省は16日、都道府県による産業廃棄物処理業者の抜き打ち検査や、廃棄物の処分日と場所などを記入する「産業廃棄物管理票」のチェック強化などを盛り込んだ再発防止策をまとめた。中央環境審議会での審議を経て、今月下旬にも各自治体に通知する。
丸川珠代環境相は記者会見で「今後、関係法令にどのような問題があるのか運用も含め検証し、対応を検討していく」と述べた。
オリエンタル院長が何故このニュースをブログに取り上げたかと言うと、廃棄食品の横流し事件が大々的にニュースに取り上げられたのは今年に入ってからであり、まだ2ヶ月半しか経っておりませんが、「関係法令にどのような問題があるのか運用も含め検証し、対応を検討していく」と、迅速に対応しているからであります。
それに比べ、無資格マッサージで健康被害続発の国民生活センター公表が発表されてから、既に3年半が経過しております。
1兆円産業とも言われている内需経済に関わる産業で、これだけの健康被害や違法状態にある事を、いまだに何ら関係法令にどのような問題があるのか?、検証すら行われていない事に行政の怠慢としか言わざるを得ないからです。
NHKクローズアップ現代に被害者として出演していた女性は、すぐに病院にも行っており、写真として証拠ものこっており、当然病院でもカルテが残っているのですから、明確に因果関係が立証出来る筈です。
それに忘れてはならないのは、ずんずん運動と称した無免許手技で、将来ある幼い2人の尊い命が奪われ、司法の場で無免許手技の健康被害が立証され有罪が確定しているのです。
それにも関わらず、今こうしている間でもそれと同じ行為を業としたとしても、何ら処罰されない現状が存在しているのです。
https://www.youtube.com/watch?v=7IAsG4cUPbk
少し言い方を換えれば、最高裁は健康に害を及ぼす恐れのある業務行為は、法律に基づいた免許者でなければ業としてはならないと判決を降しており、あはき師法でも無免許の医業類似行為は明確に禁じているのです。
そして禁じる行為に、癒やし・慰安・治療の目的は問うておりません。健康に害を及ぼす恐れのある業務行為だと述べているのです。
又、健康被害の問題は、免許者と無免許者とは別の問題として考えなければなりません。
免許者としての問題は、臨床経験をいかに確保するか? その為にはカリキュラムや専修時間(4年制・5年制)、一定期間の研修を修了しなければ開業出来ないなどの対策が必要だと思います。
無免許者は論外であり、最高裁判決に反しており、あはき師法にも反しており、厳格に取り締まりするべきです。
本当にその仕事にやりがいと誇りを感じているのなら、自ずとあん摩マッサージ指圧師免許を取得するでしょう。
癒やし業者がいくらガイドラインを作っても、根拠法の無いガイドラインなど何の効力もありません。
法律に基づかないカリキュラムの解剖学を学んでも、解剖学は正常な人体を学ぶ学問であり、それだけを学べば危険を回避出来るものではありません。
正常な身体、病的身体、基礎医学を専修した免許者でも、異常に気づかないで見落とす事がある実態で、無免許者が異常に気づいて、施術を中止する事が出来る合理的根拠がありません。
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