2015年11月11日

02,無資格マッサージ - 現在の治療行為を行っている、マッサージ、整体、カイロプラクティック、リフレクソロジー、つぼ療法等、手技施術業界の実態

近年の健康ブームで、数日〜数ヶ月研修を受けただけで整体師やセラピストと称して開業・勤務できるというスクール(法律上の学校は存在しない)や店舗・個人指導者が急増しております。

しかし、整体・カイロプラクティック・リフレクソロジー・エステ・リラクゼーション等については、国は免許を与えておらず、任意団体や店舗が認定しているだけの法律上存在しない民間資格です。

又、その任意団体・個人指導者の資格・身分も定かなものではありません。
○○スクールなどとスクール名を名乗っていても、実態は個人が1人で指導している場合もあり、民間スクールそのものが法の基準や規制を受ける事なく、野放し状態でスクールとしては一切国や都道府県から認可されているものではありません。

これらのスクールや手技は、業界全体として統一された技能基準もカリキュラムも無く、指導する講師自体が何ら医療関係の免許も理療科教員免許も無く(医学知識が担保されない)、素人が指導しているのが実態です。
よって、それらから指導を受けた施術者の技能レベルが担保されず安全確保が保障されません。

整体・カイロプラクティック・リラクゼーション・ボディケア・アロママッサージ・リンパマッサージ・クィックマッサージ・○○式マッサージ・手もみ・ツボ療法・もみほぐし等、様々な名称で、法律に基づいた国家免許を有しないと思われる、施術者が蔓延しております。


最終編集日:2015/11/11:オリエンタル 院長
posted by オリエンタル院長 at 23:45| 無免許マッサージ問題

03,無資格マッサージ - あん摩 マッサージ 指圧師の身分と職域の侵害

本来国家免許とは、何人(なんびと)たりとも禁じられている行為を、免許を受ける事によってその免許の有効期間に限り、国家が法律に基づいてその者に対して禁止を解除するというものであります。

「美容が目的」とか「アロマオイルやローションを使用している」とか「脊椎や骨盤の矯正」とか「癒やし・リラクゼーション」とか、それらは手技の応用であって、業として他人に対し「触る・なでる・揉む・叩く・擦る・押す」と言う行為で、治療や保健目的に物理的生体反応を与えられるのは、有資格者にしか認められていない行為であります。

そして免許とは行為を規制するものであって、手技(やり方)や目的・名称の違いを理由に免れるものではありません。
そうでなければ美容整形は、治療でなく美容が目的だから、医師免許は必要ないという理屈になってしまいます。


最終編集日:2015/11/11:オリエンタル 院長
posted by オリエンタル院長 at 23:40| 無免許マッサージ問題

04,無資格マッサージ - あん摩 マッサージ 指圧師が整体、カイロプラクティック、つぼ療法、リフレクソロジー、リラクゼーション、エステ等の民間スクールを批判する理由

私たちは決して民間スクールの存在自体を否定するつもりはありません。あん摩マッサージ指圧の専門学校で学ぶ基本手技とは違う、オリジナルな手法をプロフェッショナルのレベルまで導いてくれる所は必要なことです。

しかしそこで学ぶべき者は、あん摩マッサージ指圧師免許などの法律に基づいて施術が許されている者が、自らのスキルアップの為に存在すべき場所でなければなりません。
公共の福祉に反しないよう、基礎医学知識を国から認められ、義務と責任を課せられている者なのですから、改めて民間スクールで基礎医学を学ぶ必要も無いのです。

私たちが民間の整体・カイロプラクティック・リフレクソロジーなどのスクールを批判するのは、最高裁から合憲だと判決されている、禁止法律があるにも関わらず、その手技の危険性が何ら検証される事も無く、安全性の立証も無いまま、法律に基づかない無免許施術者を養成し、開業県を与えているからです。

そしてその無免許者がまた個人スクールを開いて、さらに無免許施術者を作り出すという、負のスパイラルの元凶となっているからです。

「県知事認可」とか、「厚生労働大臣認可」とか、「内閣府認可」とか、あたかもスクールやその手技が、公的に認可されているかのように表示していても、決してそのスクールや手技を認可しているのではありません。

その協会・組合・NPOを団体組織として認可しているだけであって、意図的に何を認可しているのか表示していない所もありますので、「認定証」「修了証」の発行を受けても、法律上何の身分も権限も与えられていない資格ですから、誤解しない様にしましょう。

法律上、独立して認められていない手技に、○○専門学校や○○スクールでは学校法人として認可されません。
ですから○○協会・○○組合やNPO法人を立ち上げ、その協会や組合・NPO法人を学校・スクールとして自分たちが勝手に認定し、いかにも国からそのスクール・手技が認められているかのように装っているだけなのです。

又、療術院やリラクゼーション店の存在を否定しているのではありません。よくリラクゼーション店に、本物のプロのあん摩マッサージ指圧師が勤務して、リラクゼーションをやっていると茶化しているブログを見かけたりしますが、それこそ本末転倒な話であって、それが本来あるべき姿なのです。


最終編集日:2015/11/11:オリエンタル 院長
posted by オリエンタル院長 at 23:35| 無免許マッサージ問題

05,無資格マッサージ - 無資格者の身勝手な言い分

よく無資格者の方で、「あん摩 マッサージ 指圧師に整体・カイロ・エステ・リフレクソロジー・タイ古式マッサージ・・・が出来るのか!」
「あん摩 マッサージ 指圧師の学校では、それら全てを勉強したのか!」
などと空しい事を言ってる方たちがいるようですが、逆にその方たちに聞いてみたいのは、医業であれば全て許されている医師は、医学部で全ての病気の手術方法、薬剤師の全ての業務、全ての医療検査技師業務、看護師業務〜〜あん摩 マッサージ 指圧・鍼灸の手技療法まで、医師に許されている行為の全てを教えているのかと問いたいです。

無資格者の行っている手技行為の全ては、「あん摩」「マッサージ」「指圧」の行為であり、それに多少のオリジナルを加えているだけなのです。そしてオリジナルを加えて施術する事は、私たちプロでも行っている事です。

あん摩 マッサージ 指圧・鍼灸の養成学校では、西洋医学(衛生・公衆衛生学、解剖学、生理学、病理学、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学)、東洋医学(東洋医学概論、経絡・経穴概論、東洋医学臨床論、あん摩 マッサージ 指圧理論、はりきゅう理論)、関係法規、及び手技・手法の実技訓練、器具を使用した物理療法の基本を教えるものであって、3,800時間以上の必須カリキュラムを専修しております。
そして免許取得後もスキルアップのための研修を重ねております。

従って実際の現場では、お客様の症状・要望を伺った上で、どの手技にどの手法を組合わせて施術するかを施術者本人が判断するものであります。
だからこそ施術者によって効果や満足度が違ってくるのであって、コピーしたように全く同じ施術では、自由競争の生業として成立しません。

そして全ての手技手法は「あん摩」「マッサージ」「指圧」の行為であり、「整体・カイロの矯正法」とか、「リラクゼーションの揉捏法」とか、「エステの軽擦法・タッピング法」などの分類は存在しません。

又、療術が按摩 マッサージ 指圧と学術的に異なると主張しておりますが、ネット上には理解不能なことばかり書かれております。

「整体マッサージ」「ボキボキしない痛くない整体」「東洋カイロ」・・・
整体マッサージとは何なのでしょうか?
ボキボキしない整体とは何なのでしょうか?
アメリカ発祥のカイロで、東洋カイロとは何なのでしょうか?

結局あん摩・マッサージ・指圧とは異なると言いながら、法的定義ばかりでなく、業界としての統一された定義すら無い事が分かります。

又、専門学校は学費が高いとか、学校が少ないとか言ってる方たちもおりますが、鍼灸マッサージ師が全員裕福な家庭に育った人ばかりだと思っているのでしょうか?

確かに視覚障害者の職域確保のため、国の施策として法律で「あん摩マッサージ指圧学科」の新設をコントロールしております。しかしそれも法律に基づいたものであり、何も手技の学校ばかりで無く、大学や弁護士の数なども国はコントロールしております。

又、その新設を認可するかしないかを決める医道審議会分科会に、民間療法である療術師団体(一般社団法人全国療術師協会)もメンバーに加わっている事をご存知なのでしょうか?

医道審議会 (あん摩 マッサージ 指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師分科会) |厚生労働省


最終編集日:2015/11/11:オリエンタル 院長
posted by オリエンタル院長 at 23:31| 無免許マッサージ問題

06,無資格マッサージ - あん摩 マッサージ 指圧師が無資格者に望むこと

私たちは、現在民間手技療法と称している手技自体を否定している訳ではありません。施術行為があん摩・マッサージ・指圧と何ら変わらない以上、名称まやかしでごまかすのでは無く、きちんとあん摩 マッサージ 指圧師免許を取得した上で、法律に基づいて生業するべきだと訴えているだけなのです。

国家試験全過去問題(あん摩 マッサージ 指圧師) | コクシーランドさんのサイトに、過去の国家試験問題が掲載されておりますので、対価を得て他人の身体に施術する者にとって、最低限必要な知識と責任を認識して下さい。そして国家免許取得に奮起していただく事を願います。

自分は美を追求する施術でお客様に喜んでいただきたい。
自分は骨格の矯正手技を用いて健康サポートをしたい。
自分はリラックスさせられるような施術でお客様を癒してあげたい。
先ずはあん摩 マッサージ 指圧師免許を取得した上で、それぞれが理想とするコンセプトや手技手法で生業して下さい。

医師免許があれば全ての医療行為は出来ます。
しかし現実として、皮膚科専門医が肝臓癌の手術が出来ますか?
病理学専門医が脳外科手術が出来ますか?
全ての医師が東洋医学概論に基づいたあん摩・鍼灸治療が出来ますか?

医師とて、医師免許を取得した後、診療範囲を広げる為、あるいはスキルアップする為に、医師免許取得後に専門技術を学んでいるのです。

民間資格は法律上、存在しない資格であり、公共の福祉に反しない事を前提に容認されているものです。そしてまた、有資格者がスキルアップとして有意義に活用出来る資格です。
しかし現状の民間手技療法は、公共の福祉に反していないとは言えるものではありません。

あん摩 マッサージ 指圧師免許があれば、柔道整復師の業務外なら全ての手技施術が、法律に基づいて堂々と出来るのです。今まで努力して積重ねてきた技術があっても、無資格者には肝心の施術が出来る法律上の免許が無いのです。

手技とは文字通り手で行う技ですから、資格の有無に関わらず、生まれながらの素質や経験を重ねる事によって技術レベルは変わっていくと思います。

しかし免許とは、単に上手・下手でなく、専門知識の担保と公共の福祉に反しないよう規制しているのであって、上手・下手はお客様が自らの感覚で評価していただくものであり、有資格者だから上手に感じるとか、無資格者だから下手に感じるというものではありません。


最終編集日:2015/11/11:オリエンタル 院長
posted by オリエンタル院長 at 23:27| 無免許マッサージ問題