2015年11月19日

「ずんずん運動」 大阪に続き新潟の事故でも有罪判決

どうもどうも、啓蒙 - 無資格マッサージ | 肩こり 腰痛 | 五所川原市リフレッシュ治療院の鍼灸師・あん摩 マッサージ 指圧師のオリエンタル院長です。

『ずんずん運動』と称して、国家免許を有しないで乳幼児に手技施術を行って、業務上過失致死罪で起訴されていたNPO法人元代表が、大阪の事故に続き新潟の事故でも執行猶予つきの有罪が降されました。

大阪の事故と違って新潟での事故は、その場から救急搬送されていないとの事なので、因果関係が認定されるのは、厳しいかな?と思っておりました。

新潟地裁、ナイスジャッジです!

法的な事情は分かりませんが、大阪の事故では執行猶予3年でしたが、新潟の事故では執行猶予4年でした。

これは大阪の事故と同じ執行猶予3年では、新潟の事故があっても無くても罪の重さが変わらないので、1年分執行猶予期間を加算したものと勝手に推測しております。

「ずんずん運動」新潟の男児死亡で元NPO理事長に有罪判決

ベビーマッサージ事故の詳細記事は以下のページをご覧下さい。

12,無資格マッサージ - 厳格に無資格問題へ対応して来なかった代償が、乳幼児の命まで奪ったのか?

さて厚労省!、最高裁は禁じられる業務行為として『健康に害を及ぼす恐れのある業務行為』との見解を示しております!

それに自分たちも『人体に危害を及ぼすおそれがあれば禁止処罰の対象となるもの』と通達を出しておりますよ!

この被告は、名称が何であれ『骨格の矯正』と称した業務行為で二人も致死させております。

又、法律に基づいた専門職の知識も無く、医師免許も無いままに、『免疫力を高める』『アトピー皮膚炎が良くなる』『脳の成長を促す』『夜泣きがなくなる』などと称した業務行為を行っておりますよ!

それらの業務行為を、法律に基づいた免許を有しないで生業している『整体』『カイロプラクティック』などは、いつになったら禁じられるのでしょうか?

最高裁も厚労省も、健康に害を及ぼした個人だけを、個別に処罰するとは述べておりません!
業務行為 = 職業を禁ずると判示しております。

民間資格だけで歪んだ骨格の矯正を、業務としている民間手技療法は全て禁止ですね。
実際は整体・カイロを名乗って、あん摩・指圧行為を行っているのが実態です。
posted by オリエンタル院長 at 20:40| 院長注目記事・NEWS

2015年11月12日

詐欺や医師法違反以前に、あはき法違反でしょう!

どうもどうも、無資格マッサージ問題の解決を望む、鍼灸師・あん摩 マッサージ 指圧師のオリエンタル院長です。

今朝の日テレ「スッキリ」でも、詳しく特集報道していたので、ご覧になった方もおられると思いますが、接骨院などの不正請求に続き、医業類似行為でも詐欺・医師法違反の疑いで逮捕されましたね。

容疑は40代女性に、赤外線で腫瘍が治るとウソの説明をし、治療費名目で現金39万円をだまし取ったとしている。

75歳自称女院長、「腫瘍治る」無免許で赤外線治療 香川県警、詐欺容疑で逮捕

この容疑者が、鍼灸マッサージ師免許を有していないのであれば、詐欺や医師法違反以前に、あはき法第十二条違反な筈です。

しかし取り締まりをする側としては、より罪の重い法律違反を適用したいので、あはき法違反で逮捕や起訴される事は、ほとんどありません。

したがって、このような事件は起訴されても、あはき法違反で判決が降される事は決して無いのです。

又、新聞も罰金で済まされるような違反は、いちいち報道なんかしません。
そんな事をしてたら、紙面が毎日スピード違反や駐車違反だけになってしまいますからね (^O^)

しかし、医業類似行為を禁じている、あはき法第十二条は、既に最高裁から憲法上、違法性が無い法条として判決が降されております。

憲法上、違法性の無い法律は、法優先が原則であります。

その第十二条には、
「何人も、第一条に掲げるものを除く外、医業類似行為を業としてはならない。ただし、柔道整復を業とする場合については、柔道整復師法(昭和四十五年法律第十九号)の定めるところによる。」と明記されております。

ではこの容疑者の行為は、あはき法第十二条で禁じている医業類似行為に該当しないのか?
答えは以下を読めば、一目両全な事です。


◎司法による医業類似行為の定義認定:仙台高裁(昭和二十九年六月二十九日)

論旨は右被告人の行った療法はあん摩師、はり師、灸師、柔道整復師法にいうところの医業類似行為ではないと主張するので、これを案ずるに右法律第十二条にいうところの医業類似行為とは『疾病の治療又は保健の目的を以て光熱器械、器具その他の物を使用し若しくは応用し又は四肢若しくは精神作用を利用して施術する行為であって他の法令において認められた資格を有する者が、その範囲内でなす診療又は施術でないもの』

「換言すれば『疾病の治療又は保健の目的でする行為であって医師、歯科医師、あん摩師、はり師、きゆう師又は柔道整復師等他の法令で正式にその資格を認められた者が、その業務としてする行為でないもの』ということになるのである。」


そして、あはき法を制定する理由の一つとして、国会議事録には、以下のように記録されております。

「苟(いやしく)も人体の疾病健康に関する業務は、一定の学術技能を修めた者でなければこれを行い得ないものとすることが、保健衛生上絶対に必要でありまして、從來とも同様の免許制度を採つて参つたのでありますが、この際免許を受ける資格の程度を從來よりも相当引上げまして、これらの者の素質の向上を図ることといたしたのであります。」


今回の事件は、まさに立法が憂いていた典型的な事件とも言えるものであり、容疑者が法律に基づかない医業類似行為者であるなら、あはき法第十二条違反であり、且つ詐欺や医師法違反でもあると考えます。

又、容疑者が鍼灸マッサージ師なのであれば、必ず治ると言って通院させたり、腫瘍との確定診断をしているので、詐欺や医師法違反だと考えます。

報道によれば、今回の被害者は良性腫瘍だったとの事なので、不幸中の幸いって感じです。
これが悪性腫瘍で進行の早いものだったら、取り返しのつかない事になっていたかも知れません。

これだけ情報が豊富な時代に、手指や赤外線で腫瘍が治る筈など無いと、疑わない事の方が、私には理解できないです。

今や身近に病院はいくらでもある時代ですから、先ずは病院で診察を受けるべきです。
posted by オリエンタル院長 at 22:23| 院長注目記事・NEWS

2015年11月07日

診療報酬や療養費の架空請求事件

どうもどうも、啓蒙 - 無資格マッサージ | 肩こり 腰痛 | 五所川原市リフレッシュ治療院の鍼灸師・あん摩 マッサージ 指圧師のオリエンタル院長です。

昨日のニュースで暴力団をトップに、組織的な診療報酬や療養費の架空請求事件の続報が報じられておりましたが、これはまだ氷山の一角だと感じております。
暴力団が関わった組織的犯行だから明るみに出てきたものと考えます。

トップの暴力団は別として、健康保険を扱う立場と被保険側が結託しては、現状のチェック体制では限界でしょう。

免許者 = 善人ではありませんから、性善説が通用しない社会です。
大病院ならまだしも、個人医院や歯科医院・接骨院なら、経理事務や医療事務でも違和感に気がつくと思うのですが・・・身内も結託してるって事ですかね?

申請の審査側は、膨大な件数に厳格なチェックは難しいような反応ですが、元は国民の税金ですから、チェック体制に妥協は容認できないですね。
早急にチェック体制の見直しが必要だと思います。

又、こういう架空報酬詐欺は、健康保険ばかりでなく、○○報酬と言った公費が使われているものには、まだまだあり得るんじゃないですかね?

限定的とはいえ、健康保険取扱いが許されている立場としては、身の引き締まるような思いのニュースです。

産経ニュース:アルバイト感覚で芸人ら数百人が加担 療養費詐欺、ずさん審査が不正請求の元凶
posted by オリエンタル院長 at 20:50| 院長注目記事・NEWS